島根県内の医療関係機関所属者および図書室担当者を対象に、
第4回島根県病院図書室セミナーを開催しました。
このセミナーは、病院図書室等に勤務する職員のスキルアップと
相互交流を目的とし、2005年から実施しているものです。
日 時: 平成20年3月6日(木)13:00~16:15
場 所: 医学分館3階視聴覚室
参加者: 18名
高畠分館長の開会挨拶の後、下記のとおり発表、研修を行いました。
オリエンテーション:近況報告等
1、講演 「腫瘍センターの目指すもの」(腫瘍センター 石倉先生)
2、発表 「患者さん図書室~道しるべ」(島根県立中央病院)
3、発表 「研修報告:京都南病院図書室の一般公開」(松江市立病院)
4、研修「看護職への研究支援・図書館利用指導」(医学分館職員)
簡単な内容紹介
1、都道府県がん診療連携拠点病院として、県内のセンター的立場にある
腫瘍センターの理念・取り組みについてご講演いただきまいした。
がん死亡率全国ワースト2位である島根県の中で、がん医療の均てん化(格差をなくす)、
全人的で質の高いがん医療・チーム医療の必要性について紹介していただきました。
2、平成19年10月15日にオープンした「患者さん図書室」の開設計画から
オープンまでの流れと、オープンしてから現在までを、愛称「道しるべ」決定も交えて
お話していただきました。直接携わって来られた方の熱意が伝わる紹介でした。
3、鳥取で行われた京都南病院図書室の山室眞知子さんの講演をもとに、
研修報告をしていただきました。患者図書室等の設立を検討されている
病院の方にとって大変参考になる内容だったと思います。
4、平成12年から実施してきた学内外の看護職への図書館利用指導の実践と、
今後必要な看護職への支援について、他の病院図書室司書の意見を交えて説明しました。
島根県医療関係機関等図書館(室)懇談会ホームページ