前回ご紹介した「電子ブックあります」コーナー。特にコーナー名は考えていなかったのですが、他の職員が名づけた「電子ブック・ウォール」というのが格好よさそうなので、今回からそのように呼ぶことにします。
さて、その電子ブック・ウォール。設置して10日間ほど経ちましたが肝心の学生さんの反応はいかがでしょう。人気のPCルーム前とあって、人目に触れる機会も多いため、壁の前で立ち止まってくれている学生さんは見かけます。ただ、使ってもらえているかは別......。私が実際にQRコードを読み取っている様子の学生さんを見かけたのはまだ3回ほどでしょうか。
(事務室から離れているのであまり観察できないのが残念です)
こちらが現在の様子です。実は、カードを全部並べ替えました。
カードの強度に問題があったので、ラミネート加工をほどこし頑丈にしています。見た目もよくなった点はいいのですが、角度によっては光が反射してQRコードが読み取りにくいという弊害もでております……。上手く読めない場合は、お手数ですがカードを壁からいったん抜き取ってカメラをかざしてみてください。
また、スペースの関係で少し高い箇所にもカードを並べていますので、近くに置いてあるステップ(踏み台)もご利用ください。
でも、今回注目してほしいのはそこではなく、壁に向かって左手に吊り下げている「持ち帰り用カード」です。
壁に並べたカードは、その場で気になった電子ブックをQRコードを使ってすぐに読むという用途でももちろん使えるのですが、どちらかというと、どんな電子ブックが読めるのか知ってもらうためのディスプレイ(2次元化した仮想書架)としての役割を期待しています。
並べている電子ブックの多くは学術書です。その場で気軽にアクセスできても、そのまま気軽に読み進めるというわけにはいきませんよね。読むのに時間も必要だと思います。
そこで必要だと思っていたのが、持ち帰って好きな時に読める工夫です。壁面のカードには、1枚1枚に大まかな分野(「哲学」「歴史」「物理学」「言語」など)と通しNo.を印字しています。気になった電子ブックがあれば、この分野とNo.を目印に「持ち帰り用のカード」を探して抜き取ってください(ビリッと破いてもらって構いません)。
(※1枚目の色紙はサンプルです。2枚目以降を抜き取ってください。)
また、このコーナーの電子ブック(Maruzen eBook Library)はリモートアクセスでの利用も可能です。はじめに利用登録が必要ですが、設定後は大学の外からでもID/PWを使って電子ブックを利用することができます。構内で無線LANを使って利用するもよし、自宅など学外から利用するもよし。リモートアクセスの利用案内も近くに置いていますので、こちらも一緒にぜひお持ち帰りください。⇒利用案内(PDF)