11月24日(金)に第26回島根県医療関係機関等図書館(室)懇談会(通称・いとこん)の総会に参加しました。会場は松江市立病院がんセンターでした。
最初に、松江市立病院病院長から「新たながん医療の展開」と題してご講演いただきました。日々、医療上の常識は変化しているため、よりよい治療をするために大量の情報が必要になっています。図書館(室)の役目は、こうした情報の整理や効率化、研究支援である、とのお話に対し、深く頷く参加者もおられました。また、ある臨床実験を信頼できると見なすためには、どの程度の母数が必要になるかも解説いただき、「こうした情報はぜひ図書館の人にも知っていただきたい」との言葉もありました。図書館(室)の職員としてより一層学ばなければ、という意識をもたれた方もいたのではないかと思います。
講演後は、加盟機関職員による発表(2題)や、協議・報告事項の確認を行いました。発表資料等は、後日いとこんホームぺージ(http://www.lib.shimane-u.ac.jp/itokon/)で公開します。
松江市立病院がんセンターは、今年3月に完成したばかり。病院図書室も、がんセンター内にあります。総会終了後は、図書室をはじめ、センター内の見学を行いました。山陰初となる高精度放射線治療装置サイバーナイフは、その巨大さと緻密な作業を的確に行う能力に、参加者から感嘆の声があがっていました。