島根大学附属図書館のブログ

島根大学図書館のサービスや催し、身近な出来事などについて、図書館スタッフが写真と共にご紹介します。 

職員の研修報告会を開催しました

附属図書館では、研修で得た知見を教職員間で共有し、また図書館が実施する学習・教育支援や研究支援への活用の可能性について考える場として、不定期で研修報告会を実施しています。

 

今回、以下の2つの報告会を開催しましたので、簡単に報告します。

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7/27 「ICTを使った教育と図書館:教育ITソリューションEXPO報告」

教育ITソリューションEXPO(EDIX)は、教育分野における日本最大の展示イベントで、ICT関連機器の展示ブースが出展される他、関連の講演・セミナーが多数開催されます。5月に開催された今年のEDIXのいくつかのセミナーから、教育や図書館で活用できそうな事例や機器を取り上げて報告してもらいました。

(1)報告者:佐藤陽子(図書情報課企画・整備グループ)
(2)日時: 2018年7月27日(金) 13:15~14:00
(3)場所: 図書館3階多目的室
(4)内容:
     13:15~13:35 報告(20分)
     13:35~14:00 ディスカッション(25分)

発表者からは、アクティブラーニングや、ICT機器を活用できる教員育成を目指す国内の流れに附属図書館のラーニングコモンズは十分に対応できているか?などの問題提起がありました。

附属図書館(本館)のラーニングコモンズにもBIGPAD(旧型)などICT機器を一部導入していますが、経年により陳腐化していることもあり、十分に活用できていない状況があります。教員に対して授業での活用を積極的に提案したり、昨年度実施した学生の図書館利用状況調査の結果も活かしながら、戦略的に機器の更新を図っていく必要があります。

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8/7 オープンサイエンスの動向:オープンサイエンス・サミット2018報告

オープンサイエンス・サミットは、オープンサイエンスを推進する研究者や関係団体が参加する日本最大のイベントです。日本におけるオープンサイエンス、研究データ管理(RDM)や研究データリポジトリの動向など、これからの大学が避けて通れない最新の話題について報告してもらいました。

(1)報告者: 青柳和仁(図書情報課企画・整備グループ)
(2)日時: 2018年8月7日(火) 13:15~14:00
(3)場所: 図書館3階多目的室
(4)内容
    13:15~13:35 報告(20分)
    13:35~14:00 ディスカッション(25分) 

RDMの推進に関しては、参加者から研究不正の防止といったネガティブな面からだけでなく、研究者がポジティブに取り組んでいけるような説明や仕組みが必要だとの意見があったほか、運用体制を大学としてどう考えていくかなど課題も多いことがあらためて分かりました。参加いただいたURA(University Research Administrator)の教員からも積極的な意見がだされ、今後の学内連携にとっても意義のある報告会になったと思います。

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これまでの報告会とは異なり、今回は教職員へ一斉メールで案内したほか、テレビ会議システムを使って出雲キャンパスからも参加できるようにしました。また、Slidoというサイトを利用してリアルタイムで質問を受け付けるなど、参加型で議論がしやすい工夫も試してみました。

 

学内教職員の方で報告会の資料がみたい、詳しい話を聞きたいなどの希望がありましたら、ぜひご一報ください。

 

[yad]