島根大学附属図書館のブログ

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「全国遺跡資料リポジトリ・ワークショップ ―文化遺産の記録をすべての人々へ!」を開催(報告)

島根大学附属図書館では、本学がプロジェクト代表として運営している全国遺跡資料リポジトリワークショップを、東京(11/26 於国立情報学研究所)と福岡(12/17 於九州大学附属図書館)の2会場で開催しました。

国立情報学研究所の最先端学術情報基盤(CSI)構築推進委託事業として平成20年度に中国地区5県域で開始したこのプロジェクトは、4年目となる今年度には20府県域に拡大しています。

遺跡発掘調査報告書は、発行部数が少なく入手が難しい学術資料のひとつであり、これをデジタル化し、リポジトリ・システムを通して、必要とする人が誰でも利用できるよう、これまでに9,000冊余を公開・発信してきました。

リポジトリの普及・拡大のため、毎年、シンポジウムを開催してきましたが、今年度はプロジェクトへの参加が少ない関東地区と九州地区で開催し、多数の参加がありました。
両会場ともに、4名の講師による講演及びプロジェクト事務局からの現況報告の後、パネルディスカッションを行いました。
パネルディスカッションでは、今後のプロジェクトの方向性や、さらなる発展への方策が
活発に議論されました。会場からも多様な意見が出され、参加した自治体の文化財担当者、考古学研究者や大学図書館員など、参加者の立場を超えて理解を深める機会となりました。


※本ワークショップのプログラム等の詳細は、プロジェクトのホームページをご覧ください。講演資料も掲載しています。
http://rarcom.lib.shimane-u.ac.jp/

(写真1)講演する水ノ江文化庁記念物課文化財調査官 (東京会場)
(写真2)パネルディスカッションの様子 (福岡会場)

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