11月23日(土)に、本館において大学図書館問題研究会京都支部ワンディセミナーin島根「島根大学探訪~~図書館での「学び」と「協働」を考える~」が、島根大学学術情報機構附属図書館、および島根県大学・高等専門学校図書館協議会との共催で開催されました。(当日のプログラム等についてはこちら→http://www.lib.shimane-u.ac.jp/menu.asp?mode=l&id=2721&rid=0)
まず、本学教育開発センター長の森朋子准教授から「学びをデザインするー社会的構成主義の学習観における図書館の役割ー」と題した基調講演が行われました。講演は、「学びをデザインするのは教員だけの仕事ではなく、さまざまな学習理論を活用して図書館員がデザインしてほしい」という内容でした。
後半は、図書館の協働に関する事例報告として、まず島根大学附属図書館の職員より、「大学図書館における学生協働の取り組みー島根大学附属図書館 図書館コンシェルジュの活動からー」と題して、学生協働の視点からの報告がありました。
島根大学では、図書館コンシェルジュの活動をどのようにサポートしているか、またその活動に対する評価方法などについて詳しい分析や課題が提示されました。
続く島根県立大学短期大学部松江キャンパス図書館の北井由香氏より、教員との協働について「「あなただけ特別作戦」の実践」と題して報告がありました。
大図研福岡支部の企画「ハードコア・ノンユーザーの心をつかむ図書館ブランディングー潜在ユーザー発掘大作戦!」での研修成果をもとに、その実践の内容が詳細に報告されました。
最後に、会場を1階ラーニングコモンズに移し、全体でディスカッションを行いました。フロアからはもちろん、報告者からも双方向に活発な質疑応答が繰り広げられました。最後は時間が惜しまれつつも、参加者からは大変好評なうちに閉会となりました。