公益財団法人手銭記念館と本学山陰研究センター・附属図書館が連携して実施している出雲文化活用プロジェクトは、12月14日(日)にシンポジウム「手銭家蔵書から見る出雲の文芸」を島根県立古代出雲歴史博物館を会場に開催しました。
平成26年度の文化庁「地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業」の助成を受けたこのプロジェクトは、手錢家資料を整理研究、解読・公開することによって、江戸時代の大社における生活文化や文芸活動などの様相を明らかにすることを目的として、連続講座やワークショップなど様々な企画を連続開催しました。
本シンポジウムは、その総仕上げとなるもので、田中則雄本学法文学部教授の基調講演に始まり、連続講座で講師を務めた3名の講師(久保田啓一広島大学教授、芦田耕一島根大学名誉教授、伊藤善隆湘北短期大学准教授)と佐々木杏里手銭記念館学芸員がパネリストとして登壇し、これまでの研究成果をもとに活発な討議が行われました。
これまでの調査で、新たな知見も得られ、来年度からの調査が期待されるところです。
・会場: 島根県立古代出雲歴史博物館講義室
・日時: 12月14日(日)午後1時~午後4時30分
(プログラム)
・基調講演: 田中則雄(島根大学教授)
・パネルディスカッション
<司 会>田中則雄
<パネリスト>久保田啓一(広島大学教授)
芦田耕一(島根大学名誉教授)
伊藤善隆(湘北短期大学准教授)