突然ですが皆さん、『月のノオト』ってご存知ですか?
ちくま文庫の30周年を記念して、筑摩書房さんが今年の4月から実施されている読者参加企画で、全国を旅する白紙のノートブックを人から人へ手渡しながら、1ページずつ好きなことを書いて埋めていくというもの、らしいです。(30周年おめでとうございます!)
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<ちくま文庫のHPから>
■ 「旅する月のノオト」の遊び方
これは、受け取った人の手から手をつなげてノオトに日本中、世界中?と旅をさせ、最後に無事筑摩書房へ戻ってこられるか?というゲームです。
このノオトを手にした方は、ひとり1頁以内で好きなことを何でも(メッセージ、意気込み、好きな1冊、オススメの1冊、本の感想、復刊希望、創作物……などなど)書いて、ご友人、同僚、取引先どなたにでも結構です、次の方へお渡し下さい。
ノオトの余白がなくなった時、もしくは2016年4月になった時、このゲームは終了となります。このゲームに明確な目的はありません! どんな道を辿るのか? どんな人と出会っていくのか?その旅路は想像もつきません。だからこそ、最後の姿がとっても楽しみでならないのです。どうなってるんだろ?みなさまふるってご参加下さい!
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さらに詳しくはこちらでご確認を・・・
さて、この『月のノオト』ですが、全国各地に30冊(30周年なので)散らばって旅をしているとのことで、そのうちの一冊が、松江市内の書店である、今井書店さん、アルトスブックストアさんを経て、今、島根大学附属図書館にやってきています!
といっても、何を書こうか悩んでいる間にも時間は過ぎゆき・・・ずいぶん放置してしまいました。本当にごめんなさいm(_ _ )m
筆不精なスタッフが、ワープロソフトの手も借りてようやく新しい1頁を書き加えました。
図書館らしく、ちくま文庫(+ちくま学芸文庫)の貸出ランキングを載せてみました。
個人的にも、ちくま文庫は好きな作家の選集も多数出版していただいており、お世話になっている文庫の一つなのですが、島大図書館の所蔵が多いのは学芸文庫だったため、このような形式にしてみました。
栄えある第1位は・・・木下是雄著「レポートの組み立て方」(ちくま学芸文庫)
昨年亡くなられたましたが、物理学者である木下是雄さんには、他にも「理科系の作文技術」(中公新書)というベストセラーがあり、今の学生さんだけでなく、教職員の方で昔お世話になったという人も多いのではと推測します。
私の1位予想は外山滋比古さんの「思考の整理学」(ちくま文庫)だったのですが、こちらは惜しくも第4位でした。特定の出版社や文庫を限定して貸出統計を出してみる機会というのはあまりないので興味深かったです。
ということで、本題に戻り・・・次はどなたにまわしたものか。
島根大の学生さんで、もしも「書いてみたい!」という方がいらっしゃいましたら、(数日間ほどカウンターに取り置いていますので)、職員にお声掛けくださいませ。もちろん教員や職員の方でも構いませんよ。白紙のページがまだ多いので、どんどん書いてどんどん回してください!
(お渡しした後、次にどなたに回されるかはその方にお任せしますので、いれ違いで手にすることができなかった場合はごめんなさい。)