フランスのパリ地域圏(Pari Ile-de France)デジタル通信技術大学(UNPIdF)のジョン・オージェリ(John Augeri)さんが、8月29日、本学のラーニングコモンズを視察されました。
NPIdFは、パリ地域圏の大学を中心としたコンソーシアム組織であり、39のコンソーシアムのメンバー機関の50万人を超える学生や教職員に対してICT関連の教材や教育サービスを提供しています。オージェリさんは、次長として業務を統括する立場にあるとともに、フランスの文部科学省にあたる高等教育・研究省の委員としても活躍されています。また、日本をはじめとする世界各国のラーニングコモンズを調査・研究されており、今回が10回目の来日となります。
最初に、情報サービスグループの三村さんの案内で館内を視察され、交流ゾーンのラーニングコモンズをはじめとする各スペースを熱心に見学されました。
館内ツアー後、館長室でお茶を飲みながら談話をした後、多目的室に移動して、ミニセミナーを開催しました。
セミナーは、教育開発センターの鹿住先生の進行で進められ、初めに本学のラーニングコモンズの現況と課題について、三村さんからプレゼンテーションを行いました。続いて、オージェリさんから、フランスのラーニングコモンズの現状とこれまで世界各国のラーニングコモンズを調査された経験を踏まえて、ラーニングコモンズの最新の状況と今後の方向性について、示唆に富む講演がありました。
2時間という短い時間でしたが、ラーニングコモンズの最新の情報に触れることができ、また、通訳なしの英語のみによるセミナーは、職員にとってもよい経験となりました。
[SHOJI]