毎年作成している附属図書館年報の最新版が発行されました。
http://www.lib.shimane-u.ac.jp/menu2016/new_view.asp?disp=2&id=1533
今号から掲載内容を一部見直しましたが、その中でも特に読んで(見て)いただきたい項目を、いくつかブログでもご紹介していきたいと思います。
下の表は、年報P.24の『資料提供』の項目です。昨年度1年間で、テレビ、新聞、書籍、あるいは展示会等を通じて紹介された図書館所蔵資料を一覧にしたものです。
島根大学で所蔵している貴重資料などは、ホームページでも紹介していますが、
本館所蔵の桑原羊次郎氏の旧蔵書(桑原文庫)や医学図書館所蔵の華岡青洲関連の医学史料コレクションである大森文庫などは、毎年何かしらの利用申請をいただいています。
松江城の国宝指定に沸いた昨年度は、堀尾期の城下町絵図の利用が非常に多かったほか、今年度にかけては、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」効果もあって、花森安治の編集した校友会雑誌の利用が増えました。
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閲覧担当の職員は、どんな資料がどのくらい利用されてということをもちろん把握しているのですが、それ以外の職員にとっては、あまり知らない事実であったりするため、こうやって一覧にしてみると、島根大の資料が様々な場所で活躍しているのが分かり嬉しくなりますね。
また最近は、デジタル・アーカイブで画像公開している資料を見られた方から利用申請をいただくことも多くなってきましたので、色んな形で所蔵資料を可視化していくことが大切なんだなとつくづく感じた次第です。
附属図書館では、今後、デジタル・アーカイブで学外公開している画像をそのまま使用する場合は、出典を明示していただければ、事前申請なく利用できるようにすることを予定しています。そうなると、上表のような形で図書館側で利用状況を把握することは難しくなるとは思いますが、より広く所蔵資料が活用してもらえる契機になることを願っています。
つづく(かも)
【yad】