今年も、医学図書館で中学生の職場体験学習を受け入れました。
9月4日(水)~6日(金)に、出雲市立第二中学校より2名、9月10日(火)~12日(木)には出雲市立第三中学校より2名の生徒さんが来られました。
中学生の皆さん、初日はかなり緊張している様子…はじめの自己紹介の挨拶から緊張が伝わってきました。
でも実は職員側も「業務について上手く伝えることができるかな」、「図書館の仕事を楽しいって思ってもらえるかな」と緊張していました。
少しでも図書館の仕事に魅力を感じてもらえたらと職員側も一生懸命です。
仕事は、図書の返却処理・配架、書架整理、掃除、図書の修理、図書・雑誌の受入れ・装備とかなり盛りだくさん。苦戦しているものもあったようですが、どの仕事も丁寧に行ってくれていました。
図書の背ラベルに接着剤を塗る作業を「楽しい」と言ってくれていた生徒さんは、黙々と何十冊分も塗っていてまるで職人のようでした。
また、「昼休みに図書館の本を読んでいいですか?」と聞いてくれた生徒さんは、実際に学生さんたちに交じって読書をしていました。仕事中に気になる本があったのかな?
そんな生徒さんたちの一つ一つの姿が微笑ましかったです。
【出雲二中・三中 返却作業の様子】
そして、最終日には職場体験中に学んだこと、感じたことの中で利用者に伝えたいと思ったことをポスターにしてもらいました。
クイズ形式のものやかわいいイラストの描かれているものなど、どれも見ごたえのあるものばかりです。
最後にどうしてこのテーマでポスターを制作したのか、制作の際の工夫した点、難しかった点などを発表してもらいましたが、職員側では思いつかない発想を話してくれてびっくり!
職場体験学習の受け入れを通して、職員も普段はなかなか気づかないことを学ばせてもらった気がします。
制作してもらったポスター4枚は、閲覧室に掲示していますので是非実際に見てみてください。
【出雲二中・制作ポスター】
【出雲三中制作・ポスター】
3日という期間でしたが、生徒さんたちに少しでも図書館の仕事の魅力が伝わっていたら嬉しいです。
勉強や部活など、これから楽しいときだけでなく苦しいときもあると思いますが、時々図書館に行って本を手に取ってホッと一息ついてくださいね。[yok]