島根大学附属図書館のブログ

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企画展「戦争と平和を考える2014」を開催中

 本館では、2013(平成25)年度に山陰中国帰還者連絡会関係資料を収蔵しました。
中国帰還者連絡会(略称:中帰連)とは、戦後旧ソ連に抑留され、そののち戦犯として中国へ引き渡され撫順・太原戦犯管理所に収容された人々が日本へ帰国後、自分たちの戦争体験を広め、日中友好を祈念して結成した組織です。

  当館に保存している史料は、中帰連山陰支部(のち山陰中国帰還者連絡会へ改称)で長年事務局長を務めていた故・難波靖直氏が保管されていた物を寄贈いただいたものです。
史料からは、同組織の平和への取り組み、ひいては戦後の島根県の様相をうかがうことができ、地域の人々の平和意識を物語る貴重な史料の一つと言えます。

 今回は、近代以降の松江と戦争とのかかわりに焦点を当て、この中で山陰中帰連資料の一部を解説・紹介します。
地域の歴史を振り返りつつ、この展示が戦争とは、平和とは何かを考える機会の一つとなれば幸いです。

■日時 : 平成26年7月1日(火)~9月30日(火)
            図書館の開館時間中、ご覧になれます。
■場所 : 島根大学附属図書館本館 1階展示室f:id:Shimadai_Lib:20140703094153j:plain

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