公益財団法人 手銭記念館(出雲市大社町)と本学山陰研究センター、附属図書館が共同で取り組んでいる出雲文化活用プロジェクト(文化庁助成事業)では、同館が所蔵する資料の調査、解読、デジタル化に取り組んでいます。
プロジェクトの小林准士法文学部教授のグループは、手銭記念館が所蔵する「萬日記」の解読に取り組んでいます。「萬日記」は、江戸時代に酒造業を営みながら御用宿も務めていた手銭家の歴代当主の公私の記録です。この資料を解読することによって、江戸時代中期から後期にかけての大社町の歴史、社会、文化など様々な側面に新たな光が当てられることが期待されます。
情報交換会は附属図書館多目的室を会場にして、分担して解読に取り組んでいるメンバーがそれぞれの進捗状況を報告して、疑問点などを話し合いました(2014年9月27日)。