図書館や図書館情報学に関する様々な情報をWeb上で発信している国立国会図書館の「カレントウェアネス-E」No.382に、島根大学図書館コンシェルジュが取り組んでいるABD(アクティブブック・ダイアログ)の記事が掲載されました。「ABDという新たな読書法:本は人を結ぶ縁結びの神様」と題したこの記事は、図書館コンシェルジュがABDに取り組むようになった背景と、実際に2019年10月5日(土)にラーニングコモンズにて開催したABD「10年後の仕事図鑑」の実施内容を詳しく述べたものです。
「ABD」とは、一種の読書会なのですが,事前に本を読まない点が一番の特徴です。開催当日は,全参加者で1冊の本を分担して読んで要約し,他の参加者に対して発表し共有します。そして,全参加者が本の内容を理解した上で,4人から5人のグループに分かれて,内容について対話(ダイアログ)を行うことがポイントです。短時間で1冊の本の内容を理解できると同時に,対話を通じた能動的な気付きや学び,参加者同士の新たな関係性の構築にも主眼を置いた,近未来型の読書法と言え、ブームになりつつあります。これまでに「嫌われる勇気」、「何者」、「LIFE SHIFT」、「10年後の仕事図鑑」、「希望のつくり方」を用いて、計5回実施しました。
今回、国立国会図書館のカレントアウエアネスに掲載され、お一人でも多くの方に、ABDについて知って頂き、興味を持って頂けたならば幸いです。
皆様ぜひとも記事をお読みいただき、実際にABDに参加して下さいませ。
URL:https://current.ndl.go.jp/e2210
(Concierge TANAKA)