平成23年12月20日に、本館で所蔵している貴重資料やコレクションについて学術的な理解を深めるためのセミナーを開催しました。資料は、松江地方裁判所から寄贈された「松江地裁明治文庫」です。
講義では、松江地方裁判所の松岡佑美判事補から裁判員制度の解説と法曹をめざす学生に向けてのアドバイスをいただいたあと、法制史が専門の法文学部・居石正和教授から、「明治初期の日本と近代法典整備」と題したお話をうかがいました。西洋化の波とともに日本における裁判制度がどのように整備されていったのか、当時の松江はどのような状況だったのかを知ることができました。講義の後、書庫に収蔵された文庫を見学しました。