島根大学附属図書館のブログ

島根大学図書館のサービスや催し、身近な出来事などについて、図書館スタッフが写真と共にご紹介します。 

研修医向け図書館ガイダンスを実施しました

 5月25日(木)18:00~18:25に研修医に向けた図書館ガイダンスを実施しました。これは、附属病院卒後臨床研修センターからの依頼を受け医科研修医・歯科研修医等へのオリエンテーションの一環として毎年行なっているものです。

 当日は、勤務の都合もあり、対象30名のうち23名が参加されました。

 

 昨年まで、このオリエンテーションでは、図書館職員が図書館の使い方をはじめ文献検索データベースとアプリケーションについてパワーポイントを使って一通り紹介するという流れをとっていました。

 しかし今回は、卒後臨床研修センターの指導教員の発案で大胆に変更しました。

 まず、内容を研修医に必要と思われるデータベース等の説明に絞りました。そして、指導教員と図書館職員が掛け合い形式で説明を行いました。

 

指導教員「指導医から『上腸間膜動脈解離の患者がいる。珍しい症例だからもしかしたら何かに報告できるかもしれない。事例等を調べてみろ』と言われたら、はい、◯◯先生、どうしますか?」

指名された研修医「医中誌Webを使います」

指導教員「素晴らしい、その通りです! では、医中誌Webの使い方について聞いてみましょう」

図書館職員「医中誌Webへは図書館のHPからアクセスします。まず……」

 

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 実際にありそうな内容であることや、質問を投げかける方法を採られたことで、研修医のみなさんが能動的に話を聞かれている様子がうかがえました。

 

 説明をした図書館職員としては、医中誌Web、PubMed、UpToDate、Procedures CONSULT、EndNoteWebの5つのデータベース等と、リモートアクセス(学外から学内同様の環境でデータベース等を使用する機能)を25分間に盛り込んだためかなり駆け足の説明となったのが心残りでした。

 そのため、操作方法等で詰まったときは、図書館職員に質問してほしいとのアナウンスも行いました。

 

 今回のガイダンスは、それぞれのデータベースの内容を丁寧に説明することはできませんでしたが、データベース等の存在を認識してもらうためには効果的であったと思います。研修医の方には、これから各データベースを使い込んで、診療・研究に役立てていただきたいと思います。

 また、今後とも、卒後臨床研修センターと協力しながら図書館ガイダンスを行いたいと考えています。