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島根大学附属図書館のブログ

島根大学図書館のサービスや催し、身近な出来事などについて、図書館スタッフが写真と共にご紹介します。 

エレベーター工事が始まりました

医学図書館(出雲) 改修工事

館内エレベーターの更新工事が始まりました。

これに伴い、様々な問題や障害が発生しています。

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

 

【1】仮囲いができました

工事に先だって、エレベーターの周りに仮囲いが設置されました。

こんな感じです。

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ん?よくわからない?

では横から見てみましょう。

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横から見るとよくわかります(花の有無は置いておいて)。

棚2つ分、壁がせり出していますね。

前にも横にも1メートル強程度せり出した形で、仮囲いが出来たので、

2階では、カウンターが小規模になり、文献検索コーナーが狭くなり、

講座備付資料の受渡しBOXのレイアウト変更を余儀なくされました。

1階も同様に仮囲いが設置されます(詳細は下記)。

 

【2】一部の雑誌が利用できなくなりました

1階も仮囲いが設置される関係で、一部の電動書架が動かせなくなりました。

電動書架が動かせないので、そこにある雑誌は取り出せません。

つまりは利用できません。

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仮囲い設置途中の写真です。

写真に写っている電動書架にある雑誌全てが、工事中は利用できません。

それ以外の雑誌は通常通り利用できます。

自分が探している雑誌が該当するかどうかはOPACを参照してください。

 《利用できない範囲》

  a) 1966-1977年発行分の洋雑誌すべて

  b) 1978-2003年発行分の洋雑誌のうち、雑誌名がP~Zで始まるもの

 

【3】今は撤去作業を行っています

9月末までは旧エレベーターの撤去作業を行います。

安全のために掛け合う職人の方々の声、道具の作動音、

金属を切断しているのでしょうか、大きな音と独特のにおい。

作業は仮囲いの向こうで行われているのであまりよくわからないですが、

予想していたよりもだいぶ賑やかだなあというのが私の感想です。

いつもの図書館とちょっと違いますね。

 

【4】10月の土日祝日は臨時休館です

10月からはコンクリート壁を壊す作業が始まります。

この作業を「はつり」というのですが、すごい騒音を伴うものらしいです。

はつっている時はそばに居られないほどの音が生じるとのこと。

なので、はつりは土日祝日に限って実施してもらうことにして、

その日は臨時休館することになりました(くえびこ祭の10/15・16除く)。

臨時休館日と言いましても、出雲キャンパスの学内者ならば、

ICカードによる認証で入館は可能です。

ただ、上述のとおり大音量ではつりますので、騒音についてはご覚悟を。

工事が始まってみて、今でさえだいぶ賑やかなので、

はつりは相当なものだろうなあと思っているところです。

 

旧エレベーターは30年以上使用してきたもので、

安全性に問題はないものの、

床と段差が時々できるなどの不備が出てきていました。

またサイズが小さく、

ブックトラックや台車を上げ下げするのに少し工夫が必要でした。

新エレベーターは旧エレベーターと比べて、

もう一つ大きいサイズ(6人乗り⇒9人乗り)になる予定です。

 

工事は11月末まで続く予定です。

いつもご利用いただいている皆さんには大変申し訳ないのですが、

ご辛抱いただきますようお願いいたします。

[a.n.]

医学図書館で中学生の職場体験学習を受け入れました

医学図書館(出雲)

先週、今週と、出雲市内の2つの中学校(出雲二中と出雲三中)から

各校2名ずつ、計4名の中学生の職場体験学習を受け入れました。

去年*1と異なり、今年は2つの期間に分けて来ていただくことになりました。

 

9月8日から9日に来られたのは、出雲市立第二中学校さん。

てきぱきと仕事をこなす方と、慎重かつ丁寧に作業をする方の組み合わせで、

それぞれの良いところを活かし、熱心に取り組んでくれました。

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9月13日から15日に来られたのは出雲市立第三中学校さん。

初めは緊張気味でしたが、次第に慣れてきたようで、

その場その場で役割分担を自発的に考えながら仕事に向かってくれました。

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中には自分から「次の仕事はありませんか?」と尋ねてこられたり、

「ラベルがはがれている本はどうしたら良いですか?」など

職員に話しかけてくださる方もいて

皆さんの積極的な姿勢に感銘を受けました。

 

今回の職場体験に来られた4名の方には、

医学図書館で発見した「気になる本」を選んでもらいました。

選ばれた本は、それぞれのコメントをつけて

10月のブック★コンパス(展示コーナーの別名です)でご紹介します。

どうぞお立ち寄りください。

 

また、出雲市立第3中学校の方には、

利用者に伝えたいことをテーマにポスターを作ってもらいました。

仕事をする中で図書館の問題点に気づき、

「何を伝えたいか?」を吟味しつつ、ポスター作成に取り組んでくれました。

ポスターは図書館に掲示しますのでご覧ください。

 

短い期間でしたが、大人にまじりよく仕事をしてくれました。

この経験が、きっと4名の将来に活かされることと思います。

*1:2015年の職場体験の様子についてはこちらの記事をご覧ください。

shimadai-lib.hatenablog.jp

図書館年報の見どころ(その1)

図書館刊行物 デジタル・アーカイブ

毎年作成している附属図書館年報の最新版が発行されました。

 

 ■附属図書館年報2015の発行-図書館からのお知らせ

 http://www.lib.shimane-u.ac.jp/menu2016/new_view.asp?disp=2&id=1533

 

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今号から掲載内容を一部見直しましたが、その中でも特に読んで(見て)いただきたい項目を、いくつかブログでもご紹介していきたいと思います。

 

下の表は、年報P.24の『資料提供』の項目です。昨年度1年間で、テレビ、新聞、書籍、あるいは展示会等を通じて紹介された図書館所蔵資料を一覧にしたものです。

 

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島根大学で所蔵している貴重資料などは、ホームページでも紹介していますが、

 ・コレクション(本館)

 ・コレクション(医学図書館)

本館所蔵の桑原羊次郎氏の旧蔵書(桑原文庫)や医学図書館所蔵の華岡青洲関連の医学史料コレクションである大森文庫などは、毎年何かしらの利用申請をいただいています。

 

松江城の国宝指定に沸いた昨年度は、堀尾期の城下町絵図の利用が非常に多かったほか、今年度にかけては、NHK連続テレビ小説とと姉ちゃん」効果もあって、花森安治の編集した校友会雑誌の利用が増えました。

 

⇒関連記事

 

閲覧担当の職員は、どんな資料がどのくらい利用されてということをもちろん把握しているのですが、それ以外の職員にとっては、あまり知らない事実であったりするため、こうやって一覧にしてみると、島根大の資料が様々な場所で活躍しているのが分かり嬉しくなりますね。

また最近は、デジタル・アーカイブで画像公開している資料を見られた方から利用申請をいただくことも多くなってきましたので、色んな形で所蔵資料を可視化していくことが大切なんだなとつくづく感じた次第です。

 

附属図書館では、今後、デジタル・アーカイブで学外公開している画像をそのまま使用する場合は、出典を明示していただければ、事前申請なく利用できるようにすることを予定しています。そうなると、上表のような形で図書館側で利用状況を把握することは難しくなるとは思いますが、より広く所蔵資料が活用してもらえる契機になることを願っています。

  

つづく(かも)

 

【yad】

インターンシップを受け入れました。

本館(松江) 医学図書館(出雲)

 8/29~9/2の5日間、附属図書館でインターンシップとして学生1名(法文学部3年生)を受け入れました。

 

 大学及び附属図書館の運営や活動内容について説明を受けた後、資料の受入や他機関との相互貸借業務のほか、デジタルアーカイブや学術情報リポジトリSWANのデータ公開処理など、図書館を使う立場では見えにくい図書館の裏側の仕事を中心に体験してもらいました。また、2日目には出雲キャンパスの医学図書館でも一部業務を行ってもらいました。

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(雑誌の受入と配架作業の様子)

 

最終5日目の午後は、インターンシップの修了式前に『島根大学への提言!~インターンシップでの体験をふまえて~』をテーマとしたプレゼンテーションの時間もありました。

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図書館職員を前にプレゼンの予行練習)

 

 図書館でインターンシップの受け入れをするのは実に7年ぶりということもあり、準備不足で十分な対応ができたか不安だったのですが、プレゼンを聞いていると、5日間の体験を通して多くの気づきを得てくれたようで、少しホッとしました。

 今回体験してもらったのはいずれもかなり地味な業務でしたが、利用者の目に見える一つ一つのサービスが実は多くの業務の積み重ねによるものであることや、一見独立しているように思える個々の業務も、少し俯瞰的にみると色々な形でつながっているということも分かってもらえたと思います。

 

 期間を通して積極的に学ぼうとする姿勢や勤務態度も丁寧で立派でした。Cさん、お疲れさまでした!

 

【yad】

医学科1年生にガイダンスを行いました

医学図書館(出雲) 講習会

 8月8日(月)に医学科1年生104名を対象に行われた、早期体験実習オリエンテーションにおいて、図書館ガイダンスを実施しました。

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 例年、講義形式で行っているのですが、今年度は実習形式も取り入れることにして、1コマを講習パートと実習パートに分けて実施しました。講習パートは講義棟3階のL3教室にて図書館の使い方やルール、検索の重要性などについてお話ししました。実習パートは2グループに分かれて、実習Aを医学図書館内で、実習Bを講義棟2階のe-stationで行いました。

 

 実習Aでは、図書1冊と論文1件について、配架場所や背ラベルの記号、掲載雑誌名、巻号等の情報をもとに、館内から実際に資料を探し当てて、それぞれのタイトルは、用意した3つの選択肢のうちどれなのかを特定する課題を行いました。当日は間の悪いことに図書館のエアコンが壊れており、30度を超える環境で実習させることとなってしまいました。じっくり資料が探せるように一人ひとり違う課題を用意するなど準備していたのですが、実習に集中できないような環境で大変申し訳なかったです。既に入学から4ヶ月経過していることもあり、よく図書館を利用されている方にとっては簡単な課題だったようですが、なかには、論文を初めて探してみた方や、雑誌の発行年別に4つの場所に分けている医学図書館の配置に戸惑う方もおられました。

 

 実習Bでは、e-stationのPCを使って、実際にOPACを検索する課題を2題行いました。OPACを検索する状況は大きく2つに分けることが出来ます。シラバス掲載図書など、タイトルの分かっている特定の資料を探す場合と、「認知症について」など大まかなテーマから資料を探す場合です。課題1では特定の資料を探す場合を想定して、タイトルや著者名からOPACを検索をしてみることで、その資料は図書館にあるかどうか、図書館に探しに行くときには何をメモしていけばいいのかを確認しました。また課題2ではテーマから資料を探す場合を想定して、あるテーマで検索した場合の件数はいくつになっているか、そこから絞込検索をするにはどうしたらいいかを確認しました。

 

 ガイダンス後に協力いただいたアンケート結果によると、8割以上の方が今回の内容を”今後自分で出来そうだ”と解答されました。そうです! ひとたび分かればとても簡単なことなんです。今後も臆さず気軽に図書館を利用していっていただければと思います。

 また、アンケート結果からはガイダンスの改善点も見えてきました。実習課題の難易度と時間配分のつり合いが取れていなかったり、入学後4ヶ月経って既に図書館をよく利用されている方には物足りなかったりといった点を見直していきたいと思っています。

 

[a.n.]

 

ジョン・オージェリ(John Augeri)氏が図書館のラーニングコモンズを視察

 フランスのパリ地域圏(Pari Ile-de France)デジタル通信技術大学(UNPIdF)のジョン・オージェリ(John Augeri)さんが、8月29日、本学のラーニングコモンズを視察されました。

 NPIdFは、パリ地域圏の大学を中心としたコンソーシアム組織であり、39のコンソーシアムのメンバー機関の50万人を超える学生や教職員に対してICT関連の教材や教育サービスを提供しています。オージェリさんは、次長として業務を統括する立場にあるとともに、フランスの文部科学省にあたる高等教育・研究省の委員としても活躍されています。また、日本をはじめとする世界各国のラーニングコモンズを調査・研究されており、今回が10回目の来日となります。

 最初に、情報サービスグループの三村さんの案内で館内を視察され、交流ゾーンのラーニングコモンズをはじめとする各スペースを熱心に見学されました。

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 館内ツアー後、館長室でお茶を飲みながら談話をした後、多目的室に移動して、ミニセミナーを開催しました。

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 セミナーは、教育開発センターの鹿住先生の進行で進められ、初めに本学のラーニングコモンズの現況と課題について、三村さんからプレゼンテーションを行いました。続いて、オージェリさんから、フランスのラーニングコモンズの現状とこれまで世界各国のラーニングコモンズを調査された経験を踏まえて、ラーニングコモンズの最新の状況と今後の方向性について、示唆に富む講演がありました。

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 2時間という短い時間でしたが、ラーニングコモンズの最新の情報に触れることができ、また、通訳なしの英語のみによるセミナーは、職員にとってもよい経験となりました。

[SHOJI]

学生選書ツアーで選んだ本

夏休み直前となりましたが、先日より、学生選書ツアーで選んできた本を新着図書コーナーに並べています。

shimadai-lib.hatenablog.jp

 

新着図書コーナーにはバラエティに富んだ100冊近くの本がドドンッと並んでいます。

長い夏休み、色んな本を手に取って楽しんでください!

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また、新着図書の反対側にあるブック★コンパス(本の企画展示コーナー)には、参加者が選りすぐったおススメ本をPOP付きで紹介していますので、こちらも是非ご覧ください。

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※新着図書コーナー側の本は夏季長期貸出の対象ですが、ブック★コンパスの貸出期間は1週間(1回まで延長可)となっていますのでご注意ください!

 

【yad】

オープンキャンパス(2016)

 島根大学では8月7日(日)・8日(月)の2日間にわたりオープンキャンパスが開催されました。両日ともうだるような暑さの中、たくさんの高校生と保護者の皆様が来てくださいました。

 図書館では、図書館コンシェルジュが、オープンキャンパスのお昼休憩の時間帯に合わせて「謎解きゲーム」「館内案内ツアー」「大学生活なんでも相談」といったイベントを実施しました。

f:id:Shimadai_Lib:20160807114911j:plain 《受付でエントリー中》

 

 また、今回は新たにビッグパッドを用いた「図書館コンシェルジュの活動紹介」や「大学生から高校生へ薦める本」の展示も行いました。

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《ビッグパッドを見る高校生達》

       

 「謎解きゲーム」は、館内を探索しながら設置されたクイズを解いてゴールを目指します。2日間で約200名がチャレンジし、景品の、美術部×コンシェルジュ作成のうちわや手作りのラベンダーのしおりをGetしてもらいました。

f:id:Shimadai_Lib:20160807115513j:plain 《謎を解く高校生達》

 f:id:Shimadai_Lib:20160807123452j:plain 《お薦めの本も好評でした》 

 

 高校生のみなさん、いかがだったでしょうか?大学図書館を知るよいきっかけになっていたら嬉しいです。

花森安治と『校友会雑誌』編集

 前回、花森安治編集の『校友会雑誌』へのお問い合わせが増えています、と書きました。当館にとっても、あらためて花森安治について調べる機会になりました。そこで分かったことを、すこしまとめてみます。

・「花森君の図案になる装丁の斬新な意匠」
 これは、今回注目された『校友会雑誌』20号ではなく、19号・編集後記の一文です。花森の活 動は、『校友会雑誌』18号から21号にかけて確認されます(18号:小説の投稿、19号:詩の投稿、装丁、編集後記、21号:詩の投稿、装丁)。編集長 を務めた20号では、編集、装丁に加えて、小説と詩の投稿もおこなっています。こうした花森の仕事ぶりは、他の編集委員にも印象を残しているようです。各 号の編集後記には、花森についての記述があります。初めて装丁を手がけた19号では、上記のように「斬新な意匠」と評されています。21号では、田所太郎 が編集長を務めました。田所は「花森も印刷所から紙質見本を小山のやうに抱へこんできて」と述べています。

・「学校の勉強も結構でござゐますが、その合間には、ちとお遊びに。」
 花森は、『校友会雑誌』20号の編集後記でこのように述べ、投稿の少ない学年へ呼びかけています。花森に限らず、編集後記では毎号のように、学生への投稿 の呼びかけと原稿集めの苦労が語られています。この背景には、二つの理由がありそうです。  ひとつは、この雑誌が部誌ではなく学生全体(校友)の参加 を募るものであったことです。そのため、編集にあたる文藝部は、投稿者の学科や学年、ジャンル(小説、詩、エッセイ、論文など)に気を配ったのではと思わ れます。もうひとつは、「他の学校に寄贈していた」ことが影響していると考えられます。21号の編集後記には、田所が「全国数十の高校に寄贈するには…」 と述べている箇所があります。編集委員たちは、いわば学校を代表する雑誌として、他校で読まれることも意識していたのではないでしょうか。

  ちなみに「学校の勉強も結構でございますが」と書いた花森の学生生活は、文藝部の活動以外にも記録が残っています。『校友会雑誌』19号の編集後記には、「盟休(註:同盟休校の略か)の影響で編集が遅れた」という趣旨の記述がありますが、これに花森が参加し、街頭演説をおこなったとの記録があります(朝日新聞社松江支局編『旧制松高物語』)。後年のエネルギッシュな活動を彷彿とさせるものがありますね。

・「どちらをお出ししましょうか?」
 最後に当館の話しを。資料提供の舞台裏です。実は、当館が所蔵する『校友会雑誌』20号は、二冊あります。そのうち一冊は、当館の前身の一つでもある「松江高等学校図書印」が表紙に押してあります。それがこちらです。

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 取材対応にと、二冊を並べての会話は次の通りです。「どちらをお出ししましょうか。」「蔵書印ありのほうかな。当時から所蔵していたことが分かるから。こちらを出したいですよね。」 「でも、蔵書印が装丁を邪魔していますかね…。」「今回は、装丁を見たいということですから…うーん…。」
 結局、テレビや出版物へ提供させていただいたものは、蔵書印のない方でした。取材などで、『校友会雑誌』所蔵の経緯についてお訊ねを受けたのですが、その点では「蔵書印あり」を提供すれば一目瞭然だったのかもしれません。

島根大学ミュージアムの展示では、こちらを公開しています。ぜひ、「松江高等学校図書印」を確かめてみてください。

島根大学ミュージアムのブログ: 島根大学ミュージアム・附属図書館ミニ企画展「旧制松江高校出身の異才編集者 花森安治と田所太郎」

 サテライトミュージアムは、土日祝のみの開館です。平日に『校友会雑誌』の閲覧をご希望される場合は、事前に当館の方へお問い合わせをお願いします。

 [tnk]

 

 

 

 

 

「花森安治の編集した“校友会雑誌”はありますか?」

 

花森安治の編集した“校友会雑誌”はありますか。」

 本館では、このごろ毎日お問い合わせをいただきます。花森安治は、島根大学の前身校のひとつである旧制松江高等学校の十期生(昭和5年入学)で、雑誌『暮しの手帖』の編集や、書籍の装丁デザインなどで活躍した人物です。本館では『校友会雑誌』を貴重資料として保管していますが、なぜ急にお問い合わせが増えたのでしょうか?どうやら、現在放送中のNHK連続テレビ小説とと姉ちゃん」の効果と言えそうです。主人公のモデルは、雑誌『暮しの手帖』を創刊した大橋鎮子です。ドラマには花森安治をモデルにした人物も登場していますね。

 『校友会雑誌』は、旧制松江高等学校文藝部が発行していました。花森安治は昭和6年に入部し、編集に関わっていきます。特に、花森が責任編集を行った20号は、装丁や本文レイアウトなどに『暮しの手帖』の原点を見ることができます。この時に、ともに編集を行った部員に田所太郎がいます。田所は、のちに書評専門誌『図書新聞』を創刊したことで知られています。田所太郎をモデルとした人物もドラマに登場していますね。

 島根大学ミュージアムでは、この二人をテーマに、ミニ企画展を開催する予定です。島根大学ミュージアムのブログ: 島根大学ミュージアム・附属図書館ミニ企画展「旧制松江高校出身の異才編集者 花森安治と田所太郎」

 先週は、『校友会雑誌』のご利用が三件ありました。一日に一件をお受けしていたので、三日間連続という形です。ちょっとしたブームの様相を呈しています。そのうちの一件は、出版物への掲載用ということで、資料撮影が行われました。こんな感じです↓(許可を得て公開しています)。

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 今回は、お問い合わせの際に「“校友会雑誌”の複製(撮影など)や出版物等への掲載はできますか?」というお訊ねをいただくことが多いように思います。というわけで、こうした資料の利用方法をご案内します!

 貴重資料は原則として、利用前に事前申請をお願いしています。閲覧を希望される場合は貴重資料閲覧許可願、撮影などを希望される場合は貴重資料等複製許可願、複製物を出版物などへ掲載される場合は復刻・翻刻及び掲載等許可願のご提出をお願いしております。手続きに少しお時間をいただきますので、ご利用の際には、お早めにご連絡をお願いします。

[tnk]