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島根大学附属図書館のブログ

島根大学図書館のサービスや催し、身近な出来事などについて、図書館スタッフが写真と共にご紹介します。 

附属図書館「地域情報コミュニティラボ」がオープン

 附属図書館の展示室では、これまで島根大学史に関する常設展示や、附属図書館が所蔵するコレクション展を行うとともに、学内外の機関との共催による企画展を多数開催してまいりました。このたび、「地域未来創造人材の育成を加速するオールしまね協働事業」(COC+事業)の「しまねクリエイティブラボネットワーク」の一つとして、展示室に「地域情報コミュニティラボ」を開設しました。

 地域では、地元企業や行政機関、NPO法人など様々な団体が多彩な活動を行っています。これらの団体の活動や成果を、学生や大学を訪れた市民の方が大学内において身近に触れることができる場として、展示室を「地域情報コミュニティラボ」としても活用していただくことにしたものです。ラボの展示をとおして、本学の学生や市民の方がこれまで以上に地域に目を向けて、地元の企業や行政機関、NPO法人などの活動に関心をもっていただくきっかけとなればと考えています。なお、ラボ開設記念展示として、島根県銑鉄鋳物工業組合の加盟企業による「鐡の造形―島根県銑鉄鋳物産業の技と匠」を開催しています。

  ラボ開設にあたって、1月31日(火)に、報道発表を行いました。報道関係者の他に、島根県銑鉄鋳物工業組合や島根県の担当者など多数の出席がありました。報道発表では、佐藤利夫副学長(地域連携・貢献担当)が、COC+事業の概要とその事業の一つである「しまねクリエイティブラボネットワーク」の趣旨説明をしました。

 杉江実郎附属図書館長は、展示室を「地域情報コミュニティラボ」として活用することになった経緯と、今後の展開について説明しました。

 最後に、島根県銑鉄鋳物工業組合の重親守理事長による、挨拶と展示解説がありました。行政機関や大学と連携することによって、鋳物業界を広く学生に知ってもらう機会を得ることができたと、今後への期待が語られました。

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 「地域情報コミュニティラボ」は、大学と地域の情報の架け橋となることを目指してまいりますので、企業や行政機関、NPO法人などの皆さんの活用を期待しています。

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「第4回ラーコモカフェ 現役島根大学職員と語る会」を開催しました

イベント 学生協働 本館(松江)

2017年1月18日(水)、附属図書館2階ラーニングコモンズ2において「第4回ラーコモカフェ 現役島根大学職員と語る会」を開催しました。

「ラーコモカフェ」は、ゲストスピーカーを図書館のラーニングコモンズに招待し、各回のテーマに沿ってプレゼンテーションを行ってもらった後、参加者と ゲストとが気楽に質疑応答をしながら交流する企画です。企画・運営は島根大学図書館コンシェルジュが主体となって行っています。

第4回の趣旨は、島根大学で働く職員に、実際の業務の内容や、なぜ大学職員になろうとしたのか、大学職員になるためにはどのようなことをすればよいのか等について話してもらおうというものです。今回は、国際交流課より、松林由美子さんと山根康介さんのお二人をゲストとしてお招きして、ご自身の現在の仕事の内容や、大学職員になってから経験したこと、大学職員になるまでにしたことなど、大学での仕事の魅力を具体的に語っていただきました。

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プレゼンテーションの後は二組に分かれて、二人のゲストを囲んで交流しました。

質疑応答では、「業務で使う英語について」「職員の海外研修について」「大学職員の異動について」「国際交流の現場で発生するカルチャーショックについて」等、多様な質問がなされ、参加した学生は、所々メモを取るなどして熱心に話を聞いていました。

【開催概要】

「第4回ラーコモカフェ 現役島根大学職員と語る会」

日時:2017年1月18日(水) 12:30~13:30

会場:附属図書館2階ラーニングコモンズ2

参加者:20名

備考:予約不要

 

【mm】

企画展「足立文庫を通じて見る戦前・戦中・戦後」のギャラリートークを開催しました

 1月6日、島根大学附属図書館(本館)で、企画展「足立文庫を通じて見る戦前・戦中・戦後」のギャラリートークを開催しました。
 足立文庫は、鳥取県境港市の足立恒氏(本学の前身・松江師範学校学校卒業生)から附属図書館が寄贈を受けた、1295点1731冊に及ぶ書籍群です。その中には、江戸時代の和装本と、明治から戦後にかけての洋装本が含まれています。書籍の収集は、足立正本学の前身・松江師範学校卒業生。戦前の山陰における教育者・考古学者。小学校校長、山陰歴史館初代館長、境町長を歴任)と、その子である足立健の親子二代にわたって、行われました。
 ギャラリートークでは、展示を担当した三名( 田中則雄 / 法文学部教授、猪口洋志 / 大学院人文社会科学研究科修士課程、楊媛 / 大学院人文社会科学研究科修士課程 )が、展示の見どころを紹介しました。

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 足立正は江戸時代の教育や文芸、また地域の歴史に関心を持ち、和本の蔵書を進めました。この中には、本人が書写した本(写本)も含まれており、旺盛な知的好奇心が窺われます。こうした蔵書が、足立正の多彩な事績を支えたそうです。そして、息子である足立健の収集本には、書き込みや新聞切り抜きの挟み込みが多数見られ、「活発な読書活動」の様子が伝わってきます。また、なかには一冊の本に、足立正・健の親子二人が書き込みをしているものもあります。読書を楽しむ家風が窺われます。

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  そのほか、今回新たに寄贈を受けた「伊藤博文の書簡」も併せて展示しています。書簡の宛て先は、「足立荘(あだち そう)」という人物で、足立正の弟です。新聞記者(時事新報社 政治部長)、実業家として知られています。書簡は、足立荘が新人記者として日清戦争を取材していた頃に受けとったものです。展示では、「なぜ、新人記者が時の総理大臣から書簡を送られるに至ったのか」という経緯を紹介しています。答えはぜひ、会場でお確かめください。

ギャラリートーク第二回は、1月18日(水)16:30~17:00の開催予定です。    ぜひご来館ください。

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「しまね大交流会」に出展しました

学生協働 地域連携 リポジトリ

 12月11日(日)にくにびきメッセを会場に開催された「しまね大交流会」に、附属図書館から、「図書館コンシェルジュ」と「しまね地域資料リポジトリ」の2つのブースを出展しました。

 「しまね大交流会」は、島根大学が主幹校となって実施している文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創成推進事業」(COC+事業)のプロジェクトの一つとして実施しているもので、昨年度に続き第2回目の開催となります。島根県内および宍道湖・中海・大山圏域の大学生・中高生の地元への就職・進学の幅を広げ、地域への若年層の定着を図るキャリア教育の一環として開催され、当日は県内の企業・行政・NPO・大学研究室等220以上のブースが出展し、学生700名を含む1600名を超える来場者がありました。(島根大学ホームページのトピックスより)

 附属図書館から出展した「図書館コンシェルジュ」のブースでは、図書館コンシェルジュが行っている地域との交流企画として、「オープンキャンパス」「図書館ツアー」「松江市図書館での絵本の読み聞かせ」の企画を取り上げて紹介しました。
 ブースには、活動を紹介するポスターの他、松江市図書館から借り受けてきた絵本の読み聞かせに使った大型絵本や、コンシェルジュ手作りのグッズを展示しました。
コンシェルジュの学生4名が交代で、熱のこもったプレゼンを行い、集まった参加者と交流しました。

 

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 附属図書館から出展したもう一つのブースは「しまね地域資料リポジトリ」です。しまね地域資料リポジトリは、本学のCOC事業のプロジェクトの一つとして、附属図書館が地域未来戦略センターと共同で取り組んでいるものです。島根県内の行政機関や教育機関、研究機関、企業、NPO法人などの各種団体が発行する様々な資料をデジタル化して、蓄積・保存、公開するためのもので、Web上に地域(郷土)資料室を構築しようとする試みです。
 これまでも、個々の機関のホームページ上で公開されることがあっても、いつの間にか削除されたり、ページが移動してURLが変わったりして、探すことが難しいものでした。地域資料リポジトリに、このような資料を集約して保存・公開することにより、利用する人にとっては、見つけやすく活用しやすくなり、公開する人にとっては、デジタル化された資料を永続的に保存するアーカイブとして活用することが可能となります。

 活用方法としては、小・中・高校における調べ学習や大学での地域関係授業、個人による地域研究、図書館でのレファレンスサービスに活用できます。
 交流会のブースでは、システムのデモンストレーションをしながら、システムへの参加とコンテンツの提供を呼びかけました。

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ファシリテーション研修会「ファシリテーターになろう」を開催しました

職員研修

 附属図書館は、松江市図書館との合同によるファシリテーション研修会「ファシリテーターになろう」を12月13日(火)タウンプラザしまねを会場に開催しました。

 今回の研修会は、「会議が変われば組織が元気になる」をテーマに、会議を活性化するためのファシリテーション技法を学びました。主に県内の図書館司書が職場での会議や打合せ、チーム活動の活性化を図るためのスキルを身につけることを目的として開催したものですが、学生や一般からの参加もあり、24名が参加しました。

 日本ファシリテーション協会会員である荒川長巳島根大学保健管理センター教授が講師を務め、参加者は5つのグループに分かれて実習を中心にファシリテーションの基礎を学びました。各グループともに、初対面の人が多かったにもかかわらず、すぐに打ち解けて、和やかな雰囲気の中で、研修は進みました。

 研修は、1)「場をデザインする」、2)「意見を発散させる」、3)「意見を収束させる」、4)「合意を形成する」の4つのパートからなり、それぞれ実習を行ないました。

 「場をデザインする」のパートでは、ホワイトボードを使った「円グラフアジェンダ」の方法を用いて、効率よく会議や打ち合わせを進行するために、議題の優先順位をつけて整理する技法を学びました。

 「意見を発散させる」のパートでは、よい意見を多く引き出すためには、傾聴と質問が大切であり、積極的傾聴をみにつけるための実習を行いました。

 「意見を収束させる」のパートでは、出された意見を「見える化」するための技法である「ファシリテーショングラフィック」と「付箋」を使った実習を行ないました。「ファシリテーショングラフィック」では、メンバーから出された意見を聞いて、質問を返しながらホワイトボードに書きとり、わかりやすく表現することの難しさを体感しました。

 「合意を形成する」のパートでは、「合意」には、意思決定の質とメンバーの納得性の両立が大切であり、そのためには、できるだけたくさんの選択肢の中から、判断基準を明確にして最善案を選ぶことが必要で、その技法のひとつとして「ドット投票」の実習を行いました。

 10時から16時45分までのタイトなスケジュールでしたが、参加者の満足度の高い充実した研修会となりました。参加者の一人ひとりがそれぞれの現場で、実地にファシリテーションのスキルを活用し、さらなるスキルアップを図ることが期待されます。

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第25回島根県医療関係機関等図書館(室)懇談会総会を開催しました

医学図書館(出雲) 地域連携

平成28年12月19日(月)13:30~16:30に

島根大学附属図書館本館を会場として

第25回 島根県医療関係機関等図書館(室)懇談会総会を開催しました。

 

懇談会の通称は「医図懇(いとこん)」といい、

島根県内の医療関係機関図書館(室)相互間の連絡及び協力を推進し

併せて医学医療の進歩発展に寄与することを目的として平成2年に設立されました。

現在、医図懇には22の機関が加盟しています。

 

医図懇では、各館もちまわりで毎年 総会を開催しています。

今年は17機関から21名の参加がありました。

 

当日は、田中図書情報課長による挨拶の後、

島根大学教育・学生支援機構保健管理センター 准教授 河野 美江先生から

「女性の健康とワークライフバランスについて」と題しご講演いただきました。

このほか協議・発表(2題)が行われ、

各機関の今年のトピックなどの情報交換をして閉会しました。

当日の発表資料等は、医図懇のホームページに掲載しています。

 

【講演の様子】

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【発表の様子】

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コンシェルジュの企画あれこれ

企画展示 学生協働 本館(松江)

 あっという間に12月になり、今年も残すところあと少しですね。年末年始は図書館も休館しますので、今一度開館カレンダー(本館医学図書館)をご確認ください。

 

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 さて、本館の館内では、コンシェルジュが企画した図書の展示や飾り付けが行われていますので、いくつかご紹介します。

■ひとたなブックス(@2階研究ゾーン)

 コンシェルジュも教職員も学生も立場に関係なく、おススメ本を紹介しあうコーナーですが、募集や展示作業は今年度からコンシェルジュがしてくれています。現在は「タイトルが気になる本」、「とにかく読んでほしい! 僕/私のお勧め本」の2つのテーマで展示中です。⇒本のリスト

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■ブック★コンパス(@1階交流ゾーン)

 こちらも本の企画展示。「日本の伝統」や「動物」を扱った図書を展示しています。⇒本のリスト

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■市立図書館からの団体貸出本の展示(@1階学習ゾーン

 こちらは松江市立中央図書館から借りてきた本(100冊)を展示しているコーナーで、約2ヶ月毎に入れ替えしています。毎回コンシェルジュが市立図書館を訪ねて直接選書してくれています。11月から展示を開始している今回のは、「〇〇の冬(食欲・読書・睡眠)」、「冬の過ごし方」の2つがテーマです。⇒本のリスト

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■本のブックカバー(@1階カウンター前

 時々模様替えしてくれている本のブックカバーもいつの間にか冬(クリスマス?)仕様に変わっていました。

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■冬の装飾(@館内各所

 冬をテーマにした館内装飾、今年も賑やかです。正面玄関に始まり、サービスカウンター、検索用のコンピュータ・・・その他、意外な場所にも?! ぜひ探してみてくださいね。

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【yad】

奈良文化財研究所で全国遺跡報告総覧シンポジウムを開催

 島根大学附属図書館は奈良文化財研究所と共催で、11月28日、同研究所の平城宮跡資料館講堂を会場にして、シンポジウム「文化遺産の記録をすべての人々のために」を開催しました。全国21の国立大学図書館が連携して取り組んだ遺跡資料リポジトリの成果を、昨年6月に同研究所に移管して全国遺跡報告総覧が公開されました。このシンポジウムは、総覧公開後、2回目となるシンポジウムです。

 今年のシンポジウムは、「全国遺跡報告総覧のメリットと公開までのハードル」をテーマとして、事務局からの報告3本、基調講演、参加機関からの事例報告3本の後、最後にパネルディスカッションを行いました。

 奈良大学の坂井秀弥教授の基調講演では、大学で考古学教育を行う立場から、文化財担当者の養成教育においては発掘調査報告書が重要であり、全国の発掘報告書のデジタル版を集めて公開する全国遺跡報告総覧の充実が今後きわめて重要となると強調されました。

 参加機関からの事例報告として、長崎県埋蔵文化財センター、青森市教育委員会文化財課、秋田大学図書館からそれぞれ、これまでの経緯と今後の課題を報告いただきました。パネルディスカッションでは、全国遺跡報告総覧に参加することのメリットと課題をさらに掘り下げて議論しました。

 シンポジウムをとおして、テーマとして掲げた「公開までのハードル」や著作権などの課題を明確にすることができ、一つ一つの課題をクリアするための道筋が見えて来た実り多いシンポジウムとなりました。

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杉江実郎島根大学附属図書館長による開会挨拶

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パネルディスカッション

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パネルディスカッション

 

【プログラム】

報告「全国遺跡報告総覧の現況―参加機関数・登録件数・利用実績の推移―」
  矢田貴史 島根大学附属図書館 企画・整備グループ

報告「全国遺跡報告総覧の現況―システムの機能改善の状況―」
  高田祐一 奈良文化財研究所企画調整部 研究員

報告「全国遺跡報告総覧と文化財活用事業」
  国武貞克 奈良文化財研究所都城発掘調査部 主任研究員

基調講演「大学教育と文化財保護―発掘報告書をめぐって―」
  坂井秀弥 奈良大学文化学部文化財学科 教授

事例報告「長崎県における報告書のデジタル化と公開について」
  古澤義久 長崎県埋蔵文化財センター 東アジア考古学研究室 主任文化財保護主事

事例報告「青森市における報告書デジタル化と公開への取り組み」
  木村淳一 青森市教育委員会事務局文化財課  文化財主査

事例報告「秋田県におけるセルフアーカイブ移行に向けた取組について」
  高橋 寛 秋田大学附属図書館 情報推進課 総括主査(学術企画担当)

案内「全国遺跡報告総覧に参加するには―参加手続き・参加してからしていただくこと―」
  矢田貴史 島根大学附属図書館 企画・整備グループ

パネルディスカッション
  コーディネータ: 坂井秀弥
  パネリスト: 矢田、高田、古澤、木村、高橋、国武の各氏

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コンシェルジュ「第一回全国学生協働サミット」に参加しました

 図書館コンシェルジュ2名が、11月10日(木)にパシフィコ横浜を会場として開催された「第一回全国学生協働サミット」に参加しました。これは、第18回図書館総合展のフォーラムの一つとして今年初めて開催されたものです。

  図書館で活動する学生達が、その活動の現在と未来について交流し合うことを目的として、全国からエントリーした40の大学図書館から200名以上の学生・教職員が参加しました。そのうち12大学が5つのテーマで指定発言者として登壇しました。

  当館コンシェルジュからは、伊藤さんと国富さんが、「活動を継続するためにはどうすればよいか?どんな工夫が考えられるか?」というテーマで意見を発表しました。発表の中で現在の運営体制や活動を例に挙げ、課題や問題点を掘り下げ、解決策の提案をしました。そして、活動を継続していくための大前提は「楽しむ」ということであると結びました。この発表に対し会場からは同調するコメントや好意的なコメントを多くいただきました。

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  フォーラム終了後、全体で自由発言の時間が設けられ、我先にと自館の特色ある活動の紹介、熱い思いを述べ盛り上がりをみせました。また、参加大学で持ち寄った自作パンフレットやグッズ、お互いの名刺交換などで交流を深めました。

 約2時間のセッションでしたが、内容の濃い充実した時間であり、参加したコンシェルジュ2名+職員もいい刺激を受けました。このことを今後の活動にも活かし、参加できなかった他のコンシェルジュと共有し、利用者の方に還元できるように努めていきたいと思います。

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ギャラリートーク「江戸力―手錢家蔵書から見る出雲の文芸―」を開催しました

 現在開催中の手錢記念館コレクション展「江戸力―手錢家蔵書から見る出雲の文芸―」のギャラリートークを11月17日、附属図書館展示室にて開催しました。

 ギャラリートークでは、手錢記念館学芸員の佐々木杏里さんが、出雲大社の周辺地域を中心として近世に盛んとなった出雲文芸の成り立ちと変遷について、最近の研究成果を取り上げて分かり易く解説しました。特に、注目すべき展示の見どころとして、次のような出雲文芸の特徴が挙げられます。

 江戸時代、和歌は雅びな文芸で上流階級のたしなみ、俳句は俗な文芸で庶民の楽しみとして、指導者も明確に分かれていたようですが、江戸時代末期の大社では、和歌と俳諧が同じ師によって指導されていたことを示す新たな資料が、手錢家資料から見つかりました。 

 俳句では、「点印」と呼ばれる点数を示す印を押して添削と評価をするのが一般的ですが、手錢家に伝来する江戸時代後期の和歌詠草資料に、俳諧と同じ点印を使って指導を施した詠草がいくつもあることが新たに確認されました。和歌でこのような点印をつかった添削指導は全国的にも例がありません。

 このことから、江戸時代末期の大社では、和歌〈雅な文芸〉と俳諧〈俗な文芸〉が同じ師によって指導され、俗雅の区別なく楽しまれていたことがわかります。和歌と俳諧の(ある意味)平等な享受。これは、出雲の文芸独特の様相だったとも考えられます。

 そのほかの見どころとして、手錢家各代の豊富な蔵書印があります。蔵書印を研究することによって、手錢家における蔵書の形成過程をたどることができます。

 展示は、11月30日(水)まで。

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[ANRI]